2012年10月22日
残業すると電車が無くなる会社
独りで寂しく職場に残って仕事をしていると、だいたい何かが背後でうごめくような気がします。すわ何者!と振り返ると、他のフロアで居残りをしていた残業組のひとが、時折フラフラと帰宅していくわけですねw だいたい若い連中から中堅のひとがそういう感じで、年配の上司にあたるひとたちは、遅くても定時の2時間後には帰ってしまうのが普通。我々、ピラミッドでいうと会社の一番下を支えているメンバーは、数日に一回は午前様になります。こんな事を書くとさぞ残業している様に見えるかもしれないけど、実際は昼前出勤でまあ、夜も9時ぐらいに定時会社なんだけどね! まあ残業したくないひとは早めに仕事場に来ているというw ほら、残業しちゃうと終電のがしちゃうことが多々あるのでw
2012年10月12日
観葉の男
観葉植物を育てている会社の同僚男性がいて、正直めめしいやつだなんて心の中で馬鹿にしてたんですよ。あれなんか毎朝水をやったり、栄養やったり土の入れ替えをしたり、結構な面倒くささじゃないですか。実家の母や嫁いだ姉なんかもそういうことをやっていたというイメージで、どうにも男がやる事じゃないような気持ちだったんです。しかし奴の家に遊びに行って唖然としました。まあもちろん、母や姉よりも少しばかり本格的名感じだったのですが、やつの家でみんなでゲームしてちょっと飲んでいたのですが、なかなか落ち着くんです。彼は自分がリラックスできる環境を整備するためにああいう風に手塩にかけて育ててたんだなと。もちろん花や観葉植物そのものが好きなのだろうけどね。
2012年10月02日
未来への希望をのせて
僕たちが先祖の捨てた大地から戻って来たあと、シェルターに少しの変化があった。それは外の世界を見に行きたい子供が増えたことだ。親たちは大反対し、私たちはシェルター内部で軽蔑されてしまったが、生まれてくる子供たちのためにも、もう一度空を見上げたいと思った。私たちは、こっそりシェルター内に新たな場所を創り、そこから外へ出ることにした。今度は光化学のスモッグや白く濁った大気に体を汚染されないように、防護服を着て行くことにした。この計画は何年もかかってしまい、その間にもシェルターの環境は悪くなる一方だった。それでも私たちは諦めずに空を見るために夢を目指した。やがて周りも私たちにささやかな希望をのせてくれるようになってきた。